心肺蘇生 目の前で倒れた人、助けられますか?

お役立ち情報

画像:心肺蘇生 目の前で倒れた人、助けられますか?

吉島の皆さんこんにちは!ちょこ健のこまりです~!
本日はお役立ち情報を発信していきたいと思います。


今回ご紹介するお役立ち情報は、心肺蘇生法です。
この記事では胸部圧迫について主に取り上げます。次回以降気道確保や人工呼吸を学んできましょう~!

最近では韓国、梨泰院の圧死事故に巻き込まれてしまった多くの人が心肺停止状態になってしまった際に、心肺蘇生を受けることができたかどうかで生死が別れたと話題になりました。心肺蘇生法はだれでもできることで、命を救う大きな手助けになります!



心肺蘇生法とは?

病気やケガによって心肺停止やそれに近い状態になってしまった方に、心臓マッサージや人工呼吸を行うことを言います。




なぜ心肺蘇生が必要なのか

心肺停止になると脳に酸素がいきわたらない状態になり、適切な処置をしないと死亡してしまいます。そのような時に心肺蘇生を行うことで、止まってしまった心臓や呼吸の手助けをすることができ、救命率を大きく高めることができます!



心肺蘇生の手順(主に胸骨圧迫を詳しく紹介します!)

①心肺蘇生を始める前に

1.反応意識の確認

大きな声をかけ、両手で肩を軽くたたき反応がない場合には、協力者を求め119番通報をします。

2.呼吸の確認

胸部と腹部の動きを10秒かけずに素早く確認し、ない場合には胸部圧迫を始めます。



②胸骨圧迫

心臓のポンプ機能を補うために行います

  1. 十分に圧迫できるように固い床に寝かせます。
  2. 心肺停止した方の胸のあたり、片側に両膝をつきます。
  3. 胸の真ん中(図1)に片方の手の図2の赤い部分を置きます。さらにもう片方の手を重ね図3の状態になるようにします。
  4. 垂直に体重をかけ、胸骨を5cm 沈む程度に圧迫する。
  5. 手を離さずに緩めて元の高さに戻す。
  6. これを1分間あたり100~120回のテンポで30回続けて行う。

※乳幼児の場合
乳児は、2本指、小児は両手または片手で胸が3分の1沈む程度押し上げる。テンポは成人と同じ。



③気道確保



④人工呼吸


図1:人体骨格のイラスト

図1


図2:手のひらの写真

図2


図3:手を重ねた写真

図3




さいごに

今回は、胸骨圧迫についてのみ詳しく紹介しましたが、気道確保や人工呼吸についても知りたい!という方や実際にどのような動きをするのか実践してみたいという方は、【山形県公式サイト:応急手当講習のご案内】などが載っています!川西消防署などお近くの地域の消防署で受講する事や、WEB講習もあるのでぜひ参加してみてくださいね(^▽^)/

https://www.pref.yamagata.jp/020080/bosai/kochibou/bousaijouhou/kyouikukeihatsu/kenshuubousaievent/oukyuuteatekoushu.html



参考文献