花粉症の季節がやってきた!症状を少しでも抑られる!お馴染みのアレに一工夫!

季節と健康

こんにちは!ちょこ健のままちゃんです。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は、最近久しぶりに風邪を引いてしまいました。くしゃみや鼻水が止まらず、口で息をするので喉も痛くなり辛かったです…。鼻の症状というと、そろそろちょうど花粉症の時期ですよね。花粉症持ちの方も多いのではないでしょうか。ということで、今日は花粉症についてお話していきたいと思います!


イラスト:花粉の症状に悩まされている女性

どうして花粉症が起こるの?

まず、花粉症がどうやって起こるのかお話しましょう。私たちの鼻の中では、侵入してきた物質を自分以外の物質である異物と判断すると、これを無害化しようとする反応がおこります。それがくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状です。そのため、体内に花粉が侵入すると体は異物と認識し、体の免疫反応が花粉に過剰に反応して、花粉症の症状が出るのです。花粉症の正体は、体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす反応なんですね。花粉症の症状では、くしゃみや鼻水、涙以外にも、皮膚が荒れる、咳や喘息が起きる、特定の果物や野菜を食べると口の中が腫れたり、かゆくなったりすることもあるんです。





花粉症の症状を緩和するためには?

花粉症の原因が花粉であることは、はっきりわかっています。このため、花粉症の症状を緩 和させるためには、花粉についての知識を持ち、いかに花粉を避けるかが予防の基本になります。



知っておきたい知識

スギ花粉は、飛散が始まって7日から10日後くらいから花粉の量が多くなってきます。
その後4週間程度が花粉の多い時期に当たり、この期間内に次のような天気になると花粉が特に多くなります。

  1. 晴れて、気温が高い日
  2. 空気が乾燥して、風が強い日
  3. 雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと

また、花粉は昼前後と夕方に多く飛散します。花粉の飛散予測情報を有効に使い、花粉の多い日や時間帯の外出を避けるようにしましょう。



予防の基本

外出時の服装には花粉が付着しにくい木綿や化繊を選び、マスク、メガネなどで花粉を
防ぎましょう。帰宅時には花粉を払うなどして家の中に花粉を持ちこまないようにしましょう。



お馴染みのアレに一工夫!

予防で大事な物は、お馴染みのマスクです。マスクの着用は多くの花粉を減らし、鼻の症状を軽くする効果があります。さらに、マスクの内側にガーゼを当ててインナーマスクをすることで、鼻に入る花粉をおよそ99%減少できると言われています。インナーマスクは簡単にできるので、一緒に作ってみましょう。



インナーマスクの作成方法

用意するもの

マスク、市販のガーゼ2枚、化粧用のコットン1枚




作り方

  1. ガーゼを縦10cm程度に切る
  2. 化粧用のコットンを丸めて、1枚のガーゼでくるむ
  3. 市販の不織布のマスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
  4. 鼻の下にガーゼでくるんだ②を置き、③のガーゼをあてたマスクを装着する

※着用してみて息が苦しい場合には、コットンの厚さを半分にしましょう。



服装やインナーマスクなどで花粉を防ぎ、加えて『睡眠をよくとること』、『規則正しい生活習慣を身につけること』で正常な免疫機能を保ちましょう。『風邪をひかないこと』、『飲酒、喫煙を控えること』なども鼻の粘膜を正常に保つためには重要ですよ。花粉症と上手に付き合っていきましょうね。それでは、また次回お会いしましょう~!



【参考文献】
環境省.「花粉症環境保健マニュアル2022」.
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf (閲覧日:2023年02月22日)