ノロウイルスの胃腸炎に注意しよう!!

季節と健康

ノロウイルスの胃腸炎に注意しよう!!

吉島地区にお住まいのみなさん。こんにちは!

ちょこ健のまほです。新しい年になりましたね。今年はみなさんどんな1年にしたいですか?
私は、昨年できなかったことを行い、新しいことに挑戦する年にしていきたいです。新しいことに挑戦するにも、健康であることは必要です。今後もちょこ健で健康情報を発信するので、ぜひ参考にしてくださいね!



さて、今月の季節の健康情報では「ノロウイルスの胃腸炎に要注意!!」ということで、昨年の11月にも特集をしましたが復習の意味も込め1月に流行りやすいノロウイルスについて、ノロウイルスの胃腸炎は、どんな症状なのか、どのように予防していくのか一緒に学んでいきましょう。



皆さんは食中毒による胃腸炎を起こす季節としていつが思い浮かぶでしょうか。
熱くて湿気の多い季節である夏を思い浮かべる方が多いかもしれません。

夏場の細菌による食中毒も多いですが、冬の寒い時期のノロウイルスによる食中毒にも注意が必要です。

ノロウイルスの発生状況について学んでいきましょう。


グラフ:ノロウイルスによる食中毒発生状況

上のグラフは月別のノロウイルスによる食中毒の発生状況を示しています。これを見ると冬の12月から3月の寒くて乾燥した時期に感染が圧倒的に多いことがわかります。



ノロウイルスは手指や食品などを介して口から感染し、お腹の中で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします、健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどは重症化したり、吐いたものを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。ノロウイルスの胃腸炎は家庭内だけでなく飲食店などで集団発生することがあり、冬の時期に最も警戒すべき感染症の1つです。



ノロウイルス胃腸炎の症状

次に、ノロウイルス胃腸炎はどのような症状なのか把握しましょう。

ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。
通常、これらの症状が1~2日続いた後に治癒し後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
 
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は点滴などの対症療法に限られます。



ノロウイルス胃腸炎の予防

ノロウイルスの感染予防には、以下の対策が効果的です。一緒に見ていきましょう。

  1. 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
  2. 人からの感染を防ぎましょう。
  3. 食品からの感染を防ぎましょう。

1.の手洗いは当然のことですが、2.の人からの感染とは、家庭内や集団で生活する施設内でノロウイルスが発生した場合、感染した人の便や嘔吐したものから二次感染た飛沫感染の可能性が非常に高くなるために注意が必要です。

3.の食品に関しては、加熱が必要な食材は中までしっかり火を通すことが大切です。また、使った調理器具や調理台などは消毒を適切に行い、清潔を保つことが重要です。



ノロウイルスは強い消火器症状が出るだけでなく、二次感染を引き起こす事があるやっかいな病気です。
手洗いや食事の加熱・調理器具の消毒・時間をかけた手洗いで予防が可能です。日頃から注意して感染予防に努めましょう。そして、健康な身体で1年をスタートさせましょう!

それでは、また来月の記事でお会いしましょう!



参考文献