シニア世代のみなさんへ お口の健康を守ろう!〜いっしょにお口の体操始めませんか?〜

病気の知識

シニア世代のみなさんへ お口の健康を守ろう!〜いっしょにお口の体操始めませんか?〜

いつもとは違うフレッシュなメンバーでお届けする、ちょこ健夏休みスペシャル最終回!!
今回で最終回!大トリの・・・もてちゃんとたかちゃんの登場です!動画も用意してくれているので、ぜひご覧ください!


川西町のみなさん!こんにちは!
ちょこ健にちょこっとお邪魔している、もてちゃんとたかちゃんです!

今回は皆さんに、お口の体操をご紹介します!近所のお友達とご一緒に、ぜひぜひやってみてくださいね!



お口の健康が大切な理由って??

突然ですが、お口の健康が全身の健康にもつながることをご存知ですか??

お口の健康が損なわれると、心臓病や肺炎など様々な病気にかかりやすくなってしまうのです。他にも、むし歯になって歯を失うことで、思い切り口を開けて笑えなくなったり、美味しくご飯を食べられなくなったりするかもしれませんよ!!

そんなこわ〜い話を聞いて、「じゃあどうやってお口の健康を保てばいいの?」と思ったみなさんに、とっておきの体操をお伝えします!

お口の体操1〜10をご紹介!

  1. 深呼吸(鼻から吸ってゆっくりと口から吐く)
  2. 首の体操(首を回す、倒す)
  3. 肩を上下させる体操
  4. イー(口唇を横に引く)。ウー(口をすぼめる)の動きを交互に5回ずつ繰り返す
  5. 頰を左右片方ずつ膨らませる運動
  6. 膨らませた頰を、外側から自分の指で押す運動
  7. 舌で自分の左右の口角をなめる運動
  8. 舌を前に押し出し、引っ込めて唾をごくんと飲み込む運動
  9. 舌の先を上の歯の裏側につけて、音を出す運動(舌打ち)
  10. 深呼吸をしてリラックス

それぞれの体操1〜10の効果について

1・2・3
まずはリラックスするところから始めましょう!体をほぐす効果があります。
イー(口唇を横に引く)、ウー(口をすぼめる)の動きを交互に繰り返すことによって、口を閉じる力をつける効果があります。
食べものを口の中に取り込む、保持する、送り込む、飲み込む、という一連の動きにおいて、口を閉じる力はとても大切です。
5・6
頰の力をつける効果があります。
頰には、噛んでいる最中に食べものが歯列の外側へこぼれ落ちないよう、歯列の外側を閉じる方向へ動き、食べものを保持するというはたらきがあります。
頰の力が弱くなると、噛んでいるうちに食べものが歯列の外側へこぼれ落ちてしまいます。
頰の力をつけることで、口の中の食べものがまとまりやすくなり、飲み込むタイミングを掴みやすくなるという効果が見込めます。
7・8・9
舌の動きをなめらかにする効果があります。
舌の力が弱くなると、口の中の食べものをまんべんなく噛んだり、食べものをまとめやすくすることが、難しくなるため、食べものが、歯列と舌の間に落ちやすくなってしまいます。
舌を上下左右に動かす体操をすることで、舌の動きがなめらかになり、また、その刺激により唾液の分泌を促す効果も見込めます。
10
最後に深呼吸〜。リラックスして、おしまいにしましょう!

ご一緒にいかがですか?


お口の体操をしてみての2人の感想

もてちゃん:身体がぽかぽかする感じ!

たかちゃん:これなら簡単で毎日続けられそうだね!

 

 

毎日続けて健康長寿を目指しましょう!



参考文献

  • 厚労省e-ヘルスネット『健康高齢者の口腔ケア』https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-08-004.html
  • 冨田かをり「基礎から学ぶ介護シリーズ 摂食・嚥下を滑らかに 介護の中でできる口腔ケアからの対応」中央法規出版、2007
  • 池山豊子「高齢者の機能低下に合わせた口腔機能向上トレーニング」日総研出版、2007
  • 菊谷武「介護予防のための口腔機能向上マニュアル」建帛社、2006