糖尿病予防大作戦!〜未来の食事を楽しくする工夫〜

病気の知識

糖尿病予防大作戦!〜未来の食事を楽しくする工夫〜

みなさんこんにちは!ちょこ健メンバーの、ののちゃんです。
寒くて運動をサボっていたら、いつの間にか持っているズボンが入らなくなってしまったので、最近頑張って運動しています。



さて、今回は糖尿病特集です。私の記事では、糖尿病の予防法・治療法についてお伝えしていきます!

糖尿病の怖さは、自覚症状のないまま重篤な合併症が進展してしまうことです。
糖尿病から身体を守るためには、下記のことが重要です。

  1. 生活習慣の改善によって糖尿病の発症を防ぐこと(1次予防)
  2. 早期発見・早期治療により発症しても血糖値を良好にコントロールして健康に生活すること(2次予防)
  3. 合併症の発症を食い止めること(3次予防)


発症を防ぐためには

糖尿病は、血液の中でブドウ糖(血糖値)の濃度が多くなりすぎる病気です。そして、体の中で血糖値を下げる働きをしているホルモンのことをインスリンと言います。(糖尿病の詳しいメカニズムについては、今回のひとつ目の記事で説明しているので読んでみてくださいね。)
そのため、糖尿病を予防するためには、血糖値の上昇を抑え、インスリンの働きを高めることが大切です。そのために、以下のことを心がけましょう。



食べ過ぎないこと

慢性的な食べ過ぎは、余分なブドウ糖を作り、糖尿病を発症させる最大の原因になります。特に肥満は糖尿病のリスクを高めます。腹八分目を意識しましょう!



野菜や海藻などから先に食べる

食事のメニューには血糖値を上げやすいもの(脂肪分の多い肉類、ご飯、パンなど)と、そうでないもの(野菜、きのこ、豆類、海藻類など)があります。
野菜などから食べ始めると、血糖値の上昇が緩やかになります。また、満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぎます。



間食を控える

間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)に大きな負担がかかります。甘いものや果物、清涼飲料水などは血糖値を急上昇させるので控えめに。



ゆっくり食べる

早食いは食べ過ぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇をまねき、膵臓に負担をかけます。まずは一口の噛む回数を、5回増やしてみましょう



アルコールをとりすぎないこと

アルコールのとりすぎは、インスリンの分泌量を低下させます。男性の場合、痩せた人ほどアルコールの影響が大きいこともわかっています。



タバコを吸わないこと

喫煙は、血糖を上昇させ、インスリンの働きを妨げてしまいます。



運動をすること

ウォーキングなどの有酸素運動を週に3回以上行うと◎ 食後に行うのが効果的です。





全部覚えるのは大変だと思ったので、大事なポイントを川柳にしてみました!


まず野菜 ゆっくり食べて 食べすぎない

『まず野菜 ゆっくり食べて 食べすぎない』


食事の際は、まず野菜から食べる、よく噛んでゆっくり食べる、食べすぎない!これだけでも予防になります。是非覚えてくださいね♪



糖尿病を発症したら

(1)早期発見
糖尿病の初期には、はっきりした自覚症状がありません。定期的に健康診断を受診して、早期発見・早期治療に繋げましょう。ひとつ前の記事で早期発見のヒントなどについても紹介しているので、ぜひ読んでみてください(^^)

(2)治療
糖尿病の治療では、血糖値を良い値に保つことが目的となります。血糖値が高いままでいると、時間をかけて神経や眼、腎臓など身体のさまざまなところに病気を起こしてしまうためです。血糖をコントロールする治療法は、食事療法、運動療法、薬物療法の3つです。薬物療法では、インスリンを体に補うための自己注射が必要になることもあります。



治療は少し大変ですね。ちょこっとした工夫でも糖尿病を予防できるので、ぜひ参考にしてください!

次の記事では、食事の選び方についてクイズにもなっているのでチャレンジしてみてくださいね。



参考文献

  1. 一次予防・二次予防・三次予防とは|(一社) 安全衛生マネジメント協会
  2. 食事で上手に予防する|糖尿病|生活習慣病ガイド|健康サポート情報|オムロン ヘルスケア
  3. 喫煙と糖尿病 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
  4. 糖尿病のため運動療法をしています。運動は食前・食後、どちらが効果的ですか?|オムロン ヘルスケア糖尿病 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
  5. 糖尿病 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
  6. 糖尿病を予防するための6つの生活スタイル 糖尿病の発症が75%減少 100万人超を調査 | ニュース | 保健指導リソースガイド