今日できることを一歩ずつ 〜今日からあなたもがん予防〜

病気の知識

今日できることを一歩ずつ 〜今日からあなたもがん予防〜

こんにちは。
ちょこ健メンバーのみおです!

すっかり夏の訪れを感じる暑い日々が続いていますが、みなさまお元気でいらっしゃいますか?私は先日、自宅に風鈴を2つかざしてみました。実はそれぞれ音が違っていて、重なり合う音を毎日楽しんでいます。

さて、本日は7月・病気と知識編より「がんの予防法」について記事をお送りします。
私自身記事を書くなかで、毎日のちょっとした健康への意識の積み重ねが大事だということを学んでいます。



がんを防ぐための新12か条

国立がん研究センターがん予防・検診研究センターでは、「がんを防ぐための新12か条」を発表しています。

  1. たばこは吸わない
  2. 他人のたばこの煙を避ける
  3. お酒はほどほどに
  4. バランスのとれた食生活を
  5. 塩辛い食品は控えめに
  6. 野菜や果物は不足にならないように
  7. 適度に運動
  8. 適切な体重維持
  9. ウイルスや細菌の感染予防と治療
  10. 定期的ながん検診を
  11. 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
  12. 正しいがん情報でがんを知ることから

これらは、日本人を対象とした疫学調査や、現時点で妥当な研究方法で明らかとされている証拠を元にまとめられたもののようです。それでは、一つひとつ詳しくみていきましょう!



1. たばこは吸わない / 2. 他人のたばこの煙を避ける

たばこは肺がんだけでなく、胃・膵臓・子宮頸がんなど多くの部位のがんのリスクを上げます。また、吸っている本人だけでなく、周囲にも健康被害をもたらしますので、配慮が必要です。受動喫煙にも要注意です。

3. お酒はほどほどに

飲む場合は 1日当たりアルコール量に換算して約23g 程度までです。

  • 日本酒なら1 合
  • ビールなら大瓶1本
  • 焼酎や泡盛なら1合の2/3
  • ウイスキーやブランデーならダブル1杯
  • ワインならボトル1/3程度

飲まない人、飲めない人は無理に飲まないようにしましょう。

4. バランスのとれた食生活を / 5. 塩辛い食品は控えめに /6. 野菜や果物は不足にならないように

食塩は 1日当たり男性 8g、女性 7g 未満

  • 高塩分食品(たとえば塩辛、練りうになど)は週に 1 回以内に控えましょう。
  • 野菜や果物不足にならないようにしましょう。
  • 飲食物を熱い状態でとらないようにしましょう。

7. 適度に運動

歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日 60 分行いましょう。
また、息がはずみ汗をかく程度の運動は1週間に 60 分程度行いましょう。

8. 適切な体重維持

中高年期男性の B M I( 体 重 kg /身長m2)で21~ 27、中高年期女性では 21~ 25 の範囲内になるように体重をコントロールしましょう。

9. ウイルスや細菌の感染予防と治療

地域の保健所や医療機関で、1 度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。
機会があればピロリ菌感染検査を受けましょう。

10. 定期的ながん検診を

1年または2年に1回定期的に検診を受けましょう。
検診は早期発見に有効で、前がん状態も発見できます。

11. 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を

やせる、顔色が悪い、貧血がある、下血やおりものがある、咳が続く、食欲がない、などの症状に気がついたら、かかりつけ医などを受診しましょう。

12. 正しいがん情報でがんを知ることから

科学的根拠に基づくがん情報を得て、あなたに合っ たがんの予防法を身につけましょう。



いかがだったでしょうか?
「全部が大切」と思っていながらも、全てを一度に心がけるのは難しいものです。できそうなところから着実に、毎日少しづつ予防のための行動ができたらと思います。



参考文献