かけ醤油からつけ醤油へ! 少しの工夫でみるみる変わる減塩対策!

病気の知識

かけ醤油からつけ醤油へ! 少しの工夫でみるみる変わる減塩対策!

みなさん初めまして!ちょこ健メンバーのすずちゃんです。
本日は高血圧症の予防に欠かせない「減塩」についてお話しします。



なぜ減塩が必要なの?

そもそも、なぜ減塩が高血圧予防に必要なのでしょうか?
人間の体の中では水分と塩分が一定のバランスに保たれています。人間は食塩を摂りすぎると、高くなった塩分濃度を下げるために、脳の働きによってのどの渇きを感じ、水分を摂るようになります。体内に水分が溜め込まれることで、血管に流れる血液量が増え、血圧が高くなります。つまり、食塩を摂りすぎると体内の塩分と水分の量を調整するために血液量が増え、高血圧になるというわけです。



あなたの日頃の塩分摂取量はどのくらい?


(写真1)塩分チェックシート

日本人の1日の食塩摂取の目標量は成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。しかし、日本人の食生活は食塩が多くなりやすいと言われており、川西町においても平均食塩摂取量は男女共に10g近くと、目標値を大きく超えている現状があります。
それでは、実際に皆さんの日頃の塩分摂取量はどのくらいでしょうか?

山形県は手軽に確認できる塩分摂取チェックシートを配布しています(写真1)。これを機に日頃の塩分摂取量を確認してみてはいかがでしょうか。
また、川西町では19〜74歳の方を対象に、健診受診時に推定食塩摂取量検査を実施しています。チェックシートやご自身の健診結果と併せて減塩対策について考えてみましょう。



つけ醤油からかけ醤油へ!減塩のコツ

次に食品に含まれる塩分量について見てみましょう。醤油は大さじ1杯で2.6gもの食塩を含んでいるため、「かけ醤油」の習慣がある方は「つけ醤油」に改めるだけでも食塩摂取量を減らすことができます。また、味噌汁には一杯2gの食塩が含まれており、1日に2杯以上のむ方は1回の量を減らすことが大切です。そのほかの食品塩分量や減塩のコツについては(写真2)、(写真3)をご覧ください。是非、自分に合った減塩対策を探して、取り組んでみてくださいね。


食品塩分量のポスター

(写真2)食品塩分量


(写真3) 減塩のコツ(厚労省HPより作成)



※以下のリンク(山形県ホームページ)から塩分チェックシートと食品塩分量ポスターが入手できます。