むくみ、貧血…疲れかな??それ、慢性腎臓病かも!?

病気の知識

むくみ、貧血…疲れかな??それ、慢性腎臓病かも!?

はじめまして!今回はじめて記事を書かせていただく慶應義塾大学看護医療学部1年こまりです~!
今日は慢性腎臓病の症状を紹介していきます。自分に当てはまっていないか確認しながらみてくださいね。



あなたは大丈夫?~慢性腎臓病セルフチェックリスト~


  • むくみがある
  • おしっこの色が変
  • おしっこが泡立っている
  • 夜間に何度もトイレに行く
  • 立ちくらみや貧血が起こる
  • 慢性的な疲れが続く
  • 顔色がよくない

これらは慢性腎臓病がある程度進行すると現れる症状です。多く当てはまった方は少し注意が必要かもしれません。


慢性腎臓病の早期発見は難しい!?

上のチェックリストに示したものが症状として現れるといわれている慢性腎臓病ですが、症状がなく病気が進んで行ったり、人によって症状の現れる時期も様々だったりするため、早期発見が難しいといわれています。
そのため、病気を見逃さないためには推算糸球体濾過量(eGFR)を知ることが必要です。

推算糸球体濾過量(eGFR)

推算糸球体濾過量(eGFR)とは腎臓がどの程度働いているかを知る指標です。また、年齢ととも腎臓の働きは弱くなるため、この指標も年齢によって基準値が異なります。

自分の推算糸球体濾過量(eGFR)を知る方法

自分の推算糸球体濾過量(eGFR)血清クレアチニン値と年齢と性別から計算することができます。血清クレアチニン値は健康診断で検査することがあるので、ぜひ自分の診断結果を見てみてくださいね。

推算糸球体濾過量(eGFR)の計算式

GFR(mL/分/1.73 m2)=194×Cr-1.094×年齢-0.287(男性)
GFR(mL/分/1.73 m2)=194×Cr-1.094×年齢-0.287×0.739(女性)


とはいっても、ご自身で計算するのはとても難しいのでネット上の計算機能を使って計算してみましょう。
ちなみにeGFRが60までだと正常で、60未満だと腎機能が低下していると考えられます。
さらに15未満になると透析が必要となる場合があるのですぐに病院にかかる必要があります。

ここではKYOWAKIRINさんのホームページを紹介します。https://www.kyowakirin.co.jp/ckd/check/check.htmlこちらのURLをクリックすると
(1)の画面が現れます。そして、自分の身長・体重・年齢・性別・血清クレアチニン値を空欄に入力し、”計算”をクリックすると自分のeGFRがわかります。
そしてスクロールすると(2)のような画面が現れ、自分の腎臓の機能に問題ないか照らし合わせることができます。

簡単にできるのでぜひやってみてくださいね!ではまた次回お会いしましょう~!


(1)の画面


(2)の画面




参考文献